玉野市番田は、隠れた朝陽の名所です。
そこで気象条件が合わないとみることが出来ない「だるま朝陽」の撮影を続けている玉野市の男性がいます。
真っ赤に染まり水平線から登ってくるだるま太陽児島湾大橋からのぞく満月。
この写真を撮影したのは玉野市の東児地区に住む小島道義さん(66)です。
小島さんは玉野市役所を定年退職してからほとんど毎日太陽の写真を撮り続けています。
中でも好きなのはだるま朝日という大気の温度差でおこる光の屈折で水平線から登った太陽が「だるま」のように見える朝日です「色がきれい」趣味で写真を撮っていた児島さん6年前にだるま朝日に出会いその魅力に引き込まれました。
「これは素晴らしいなとそれから撮り始めた」
玉野市は瀬戸内海の島々が水平線を遮るため見える時期が限られています。そのため太陽のぼる位置を事前に調べます。
「出る前から狙ってとります前もって出る位置が分からないといけないんです経験だけですけどね」3月中旬だるま朝日が見えるシーズンです。
小島さんは今年はじめてのだるま朝日を狙おうと意気込んでいました。
「明日は、晴れですね。幸運なだるまに会いましょう!」
翌朝の午前5時半ごろガスっててみれないこの日はあいにく春霞で霧に覆われ撮影することができませんでした。
「やっぱり難しいですね」簡単にはいかないのが、だるま朝日。
気温や湿度など条件がそろわないと拝むことが出来ません。
小島さんは2日連続でチャレンジしましたが、この日もだるま朝日はおあずけとなりました。
「こういう日があるから楽しみ」そして翌日の18日「小豆島が見えるこれは見えますよ!」相引海岸には多くの人が集まりました。
小島さんも期待が膨らみますそして午前6時12分、水平線から日が昇り始めました。
「出た!」水平線から昇った朝日はおよそ1分後だるま朝陽となりました。
小島さんは次の日からも引き続きだるま朝日に挑戦するそうです。
「東に向かってがんばります」小島さんの達磨朝日の挑戦は続きます。




