日本三大絣の一つとされている「備後絣」の展示・販売会が倉敷市のギャラリーで開かれています。
井桁模様と呼ばれる柄で知られる備後絣は広島県福山市内で製造されている絣で、伊予絣、久留米絣とともに日本三大絣の一つとされています。
昭和30年代には国内の絣生産のおよそ7割を占め、最盛期には200社あまりで年間およそ300万反が製造されていました。
しかし、洋装化が進み絣の需要が激減した現在は2社で年間3000反ほどの生産にとどまっています。
ギャラリー・メリーノでは丈夫で保温性に優れ、温かみのある柄も魅力の備後絣をPRしようと毎年、春と秋の年2回備後絣の展示販売会を開いています。
今回はコースターやバッグなどの雑貨をはじめ、オリジナルの小物や服作りを楽しめるようおよそ60種類の生地が並べられました。
「備後絣でいっぱい展」は今月31日(水)まで倉敷市阿知のギャラリー・メリーノで開かれています。




