西日本豪雨で被災した真備町で今月(3月)28日、町内の団体などが文化芸術活動を発表するイベントがオンラインで配信されます。
イベントを主催する男性が新型コロナ感染拡大防止のため出演する団体の動画を事前に撮影し、準備を進めています。
あたたかみのある竹の音色が響きます。
演奏するのは「真備町竹のオーケストラ」です。
平成8年に真備町特産の竹でまちおこしをしようと発足し、子どもから大人まで現在15人ほどが活動しています。
3年前の西日本豪雨で楽器は3週間、水に浸かってしまいましたが、修復できた楽器や寄贈された楽器を使って被災後も活動を続けています。
練習場所だった町内の施設も被災し、その改修工事が終わるまでの間、竹製品を作る町内の会社が場所を貸してくれたため、工場の一角で練習に励んでいます。
こうした取り組みを知ってもらい、芸術文化活動の復興をめざすため1人の男性が立ち上がりました。
真備町の市民ミュージカルの代表を務める大熊正喜さんです。
倉敷市真備町では、文化や芸術活動を行う団体が成果を発表する「倉敷市真備市民文化祭」が2014年から開催されていました。
西日本豪雨災害と新型コロナの影響でいまだ復活できないなか、町内のこうした団体との親交があった大熊さんはオンライン配信を使った発表の場を企画しました。
「真備町竹のオーケストラ」はこの1年出演する予定だったイベントが新型コロナの影響ですべて中止になったため、久しぶりの発表の場です。
イベントには、竹のオーケストラのほか吉備真備太鼓など10団体が参加し、半分以上が事前に撮影した動画で出演します。
出演者の許可がおりた団体の動画は今後、ユーチューブに投稿していく予定です。
「マービー復興文化祭」は3月28日(日)午後1時から配信されます。
配信を見たいという人はご覧の電話番号にお問い合わせください。
090-3639-0993




