玉野市議会3月定例会最終日の22日、令和3年度一般会計予算など33議案を可決しました。
また、玉野市スポーツ振興財団使途不明金調査特別委員会=百条委=の最終報告があり、玉野市長に最終報告書を提出して、責任処理を確実に行うよう求めて閉会しました。
令和3年度一般会計は前の年と比べ5億3000万円減り232億2000万円です。
主なものとして、玉野市民病院と玉野三井病院の 経営統合に伴い地方独立行政法人を設立する費用として9億3500万円が計上されています。
新病院は令和6年度に開院する予定です。
人事案件は、教育委員会の野田洋二さんの今月末での任期満了に伴い、田井小学校や荘内小学校校長を務めた三宅英次さんの選任に同意しました。
特別委員会報告では玉野市スポーツ振興財団の職員が不正に3800万円あまりを引き出していた問題を1年近く調査してきた百条委員会の有元純一委員長が「放置していた歴代の財団理事長、副理事長、常務理事、教育委員会には教育委員会には重大な管理監督責任がある。
また、指定管理を行った玉野市と全体の管理監督を怠った市長の責任は大きい」と指摘しました。
そのうえで、「今後、失われた公金の早期回収を進めるよう」求めています。
さらに、「市と教育委員会が責任の所在を明らかにするとともに再発防止へ向けて玉野市長は『最終報告書』を提出し、責任処理を確実に行うよう」求めました。




