地域の中で支え合いの意識を高めていこうと倉敷市で「支え合いのまちづくりフォーラム」が開かれました。
フォーラムは昨年度まで厚生労働省の地域共生社会推進室長を担当していた吉田 昌司さんを講師に招き、「地域共生社会の実現」をテーマに開かれました。
吉田さんは、他者との交流が少ない高齢者は交流が頻繁な人に比べて、要介護認定や認知症に至りやすいなど社会参加が介護予防に繋がっていることを説明しました。
また、育児と介護の両方を担う「ダブルケア」を行う人が全国的にも増加傾向にあることから、地域でこうした人たちを支えることも必要になってきていると話しました。
また、実践発表も行われ、広江地区の憩いの家で活動する地域住民の有志が生活困窮者を支えるフードシェア活動をコロナ禍で行ったことを紹介し、「無理なくできることをそれぞれが探し、実践していくことが重要」と参加者に訴えていました。
今回のフォーラムは、メイン会場となったくらしき健康福祉プラザのほか倉敷市内4つの会場とオンラインで行われ、およそ300人が参加しました。




