三井E&S造船玉野艦船工場で建造された防衛省の音響測定艦が完成し引き渡し式が行われました。
玉野艦船工場で建造された音響測定艦「あき」です。
全長67メートル幅29.9メートルで海の中の全ての音を収集することができ、船のスクリューの音などでどんな船が近づいているかもわかります。
船は海との接地面をできるだけ少なくし水を切る音を小さくする工夫がされています。また衛星通信用の装置や捜索レーダーなど最新鋭の技術が搭載されています。この日は関係者およそ150人が出席して引き渡し式が行われました。
三井E&S造船の古賀哲郎社長が防衛省へ引き渡し書を手渡しました。
現在日本には約30年前、当時の三井造船が建造した音響測定艦2隻が日本海域を警戒しています。
近年の軍事情勢などを踏まえ「あき」の就役後は3隻となりより強化して日本周辺の海域の安全対策に当たります。




