岡山市と総社市、JR西日本は、桃太郎線の次世代型路面電車=LRT化に向けた基本計画の策定を一時中断する、と発表しました。
会見で岡山市の大森雅夫市長はネットワーク化したまちづくりを作っていくためにもLRT化の方針は変わらないとしたうえで、コロナ禍での三者の財政難を踏まえ、基本計画の策定を中断すると発表しました。
再開はコロナの収束状況を見て検討するとしています。
LRTは次世代型の路面電車として注目されている電車で国内では富山県などで導入されています。
LRT化を進めている桃太郎線は総社駅と岡山駅間20.4キロを結ぶ路線です。
2018年4月に岡山市、総社市、JR西日本の三者が合意し初期費用は240億円でおおむね10年での実現を目指しています。
運行本数を増やすほか総社市内には3駅が新設されることになっています。
これまでLRT化に向け具体的な運行計画や運賃などを盛り込んだ基本計画の策定を進めていました。
しかし、コロナの影響による財政難や三者による対面での協議が難しくなったことなどから今回の一時中断となりました。
今後は新型コロナの感染状況を見極めながら基本計画策定の協議再開を考えていくとしています。
中断決定に伴い総社市は新年度予算案に当初予定していたLRT化関連1200万円は計上しない方向です。




