倉敷市内の小中学生の作品が一堂に会する「倉敷っ子美術展」が、倉敷市立美術館で始まりました。
身近な文房具でできた不思議なロケットや、紙粘土を色づけた本物そっくりのピーマン。
きょう(29日)から始まった作品展には、市内の小学校63校と中学校28校が参加しています。
「わくわくドキドキ感動いっぱい夢いっぱい」をテーマにした絵画や工作など1万点以上が並びます。
琴浦東小学校の4年生は、初めて彫刻刀を使い版画に挑戦しました。
好きな生き物を彫って紙に写し、絵の具でカラフルに塗っています。
倉敷西中学校の3年生は、葛飾北斎の「富岳三十六景」を切り絵で作りました。
1人1つずつ担当し、山にかかる雲や海の波などを繊細に表現しています。
そのほか授業で作った作品だけでなく、一部の中学校の美術部員が制作した絵画なども並びます。
この作品展は、子どもたちの想像力を育て、感性を磨くことを目的としています。
新型コロナの影響で恒例の開会式は中止となりましたが、今年で35回目を迎えました。
倉敷っ子美術展」は、来月14日(日)まで開かれています。




