火災や震災から文化財を守ることを啓発する「文化財防火デー」を前に総社市の宝福寺で消防訓練が行われました。
訓練は、宝福寺の中にある国の指定重要文化財三重塔付近の山林から火が出たとの想定で総社市消防本部の署員などおよそ30人が参加し、行われました。
訓練ではまず、宝福寺の住職や般若院の住職が放水銃や消火器を使い初期消火にあたりました。
その後、およそ3分で119番通報を受けた消防本部署員が到着。
消防車を使った4放口からの放水で消火活動を行い、三重塔への延焼を防ぎました。
訓練が行われた総社市の宝福寺には三重塔の他にも国の登録有形文化財に指定されている山門など多くの文化財が保管されています。
参加した署員は文化財保護のための迅速な消防活動の手順を改めて確認していました。
総社市消防本部では文化財防火デーに合わせ宝福寺と備中国分寺で交互に消防訓練を行っています。




