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若き作品から近作まで 文化功労者 高橋秀の世界

今年度の文化功労者に選ばれた高橋秀さんの作品展が倉敷市立美術館で開かれています。

美術作家の高橋秀さんは、およそ40年ローマで創作を続け2004年からは倉敷市玉島黒崎を拠点に活動しています。
これまで安井賞や紫綬褒章などを受賞し、今年10月、文化功労者に選ばれました。
文化功労者に選ばれた記念に開かれた作品展では、倉敷市立美術館の収蔵作品を中心に25作品が展示されています。
高橋さんの作品は生命力あふれる有機的なフォルムや明快な色彩が特徴です。
2階ロビーに常設展示されている「出現」は、ローマ国立近代美術館で日本人で初めて個展を開いたときのもので、今回の作品展では、この作品の元となる図面も並び、緻密な計算で描かれたことが感じ取れます。
そのほか、20代に描いた油彩画「椅子の上の魚とラッパと」を始め、イタリア在住時代の「分離する黒のスペース」、そして、玉島の沙美にアトリエと住まいを移して以降の80代に制作した「波頭(はとう)―這(は)う」 と「波頭―立ち上(あが)る」 など、様々な時代から作風の変遷を辿ることができます。

祝 文化功労者 高橋秀の世界 は、倉敷市立美術館で12月20日(日)まで開かれています。

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  • 放送日:2020/11/23(月)
  • 担当者:引地麻衣夢
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