倉敷市は豪雨災害で甚大な被害を受けた真備地区の復興計画を進める推進委員会を開き、小田川沿いに整備する復興防災公園を拠点としたまちづくり計画について話し合いました。
推進委員会は、市民代表として真備地区7つのまちづくり協議会の代表者をはじめ、商工会関係者、学識経験者など22人で組織されています。
会では、令和5年完成予定の復興防災公園の整備に向けたまちづくり計画についての概要が説明されました。
計画は、国土交通省の「かわまちづくり支援制度」を活用したもので、復興防災公園を拠点にした水辺のネットワークを形成し、小田川を利活用した真備地区の魅力向上を図ることを狙いとしています。
計画の具体案として、拡幅する小田川の堤防道路を活用したサイクリングルートを整備する案が出されています。
高梁川や小田川沿いは、休日には多くの自転車愛好家が訪れていることもあり、矢掛町や県の既存ルートと連携することで、緑豊かな自然環境を楽しめるサイクリングルートとなると考えています。
委員からは、「堤防の拡幅で道路が広くなるが、車の交通量と自転車・歩行者の安全面の確保が必要」といった意見が出されました。
かわまちづくり計画は来年1月までに市がまとめて国交省に申請し、3月には認定・登録される方向です。




