きょう(9日)から全国火災予防運動が始まっています。
冬が近づいて空気が乾燥してきたので、火災が起こりやすい時期になりました。
この時期を迎えるにあたって、火災を防ぐ意識を高め、被害を減らそうと毎年行われています。
まずは意識を高めることが大切です。
ちなみに、今年の火災件数はどれくらいなんでしょうか。
今年1月から10月末現在までのKCT放送エリア内の火災件数は、倉敷市で84件、総社市で18件、玉野市で15件、早島町で3件となっています。
火災が起こりやすい時期以外にもこれだけ火災が発生しているので、より注意していきたいですね。
ちなみに、火災の原因は何が多いか知っていますか?
倉敷市消防局によりますと、火災の原因として今年最も多いのは、たき火です。いわゆる「野焼き」ですね。
農作業などの一部を除いて原則禁止されていますが、火災の原因の多くを占めています。
倉敷市消防局は動画を作ってツイッターやインスタグラムで注意喚起を行っています。
倉敷市消防局管内では過去3年間でおよそ470件の野焼きによる出動要請があったそうです。
野焼きをする時は、すぐに消火できるように少しずつ燃やして、目を離さないよう心掛けてください。
風が強い日には控えることも大切です。
たき火に次いで多いのが、電気機器やコンロからの出火です。
コンセントにホコリがたまっていないか、コンロの近くに燃えやすいものがないかなど改めて確認して頂きたいです。
寒くなってきたので久しぶりにストーブなどの暖房家電を使う家庭も増えると思いますが、その時にもホコリがないか、古い燃料が入っていないかを確かめて使い始めてください。
さらに、新型コロナ対策として使うことが増えたアルコール消毒液の扱いにも注意が必要です。
火器の近くや直射日光にさらされる場所での使用や保管は、火災の原因になることがあります。
また、アルコール消毒液の蒸気は空気よりも重たいので、部屋の下の方に溜まりやすくなっています。
密閉空間で使いすぎると、ライターの火やストーブの熱などで火災につながる恐れがあるので、換気しながら使ってください。
火災が起こる原因を知って、危険性を予測し、火災を防いでいきたいですね。
声を掛け合って、火災の被害を減らせるよう努めていきましょう。
【備考】《火災件数》倉敷市84件総社市18件玉野市15件早島町3件
《火災原因ランキング》※倉敷市消防局管内11月1日現在(1)たき火17件(2)電気機器関連8件(3)コンロ(ガス・電気)7件(4)たばこ放火(疑い含む)各5件




