コロナ禍でも旅行気分を味わえる作品展が総社吉備路文化館で開かれています。
「アートで旅する!」と 題されたこの作品展は新型コロナウイルスの影響で遠方への旅行が難しくなっている中鑑賞した人に旅行の楽しさを思い出し疑似体験してもらおうと企画されました。
会場には、総社市の版画愛好家 故・森文雄さんが市に寄贈した1000点にも及ぶ版画コレクションの中から、風景画を中心とした34点が展示されています。国や地域別にテーマを設けていて、
フランスのコーナーではパリの街並みを描いたユトリロのリトグラフやロートレックのポスターが展示されています。
イタリアでは、ヴェネツィアングラスを描いた作品などが並び、見ているだけで海外旅行に行った気分にさせてくれます。
ヨーロッパのほかに、日本国内を描いた作品も多数展示されていて、日本有数の観光地である京都の金閣寺や伊豆半島などが、色鮮やかに表現されています。
【インタビュー】
吉備路文化館
谷山 雅彦 館長
展示室内には、世界地図と日本地図を掲示し、旅先の思い出やこれから旅してみたい場所を書いて貼り付けるコーナーも設けられていて、「いつかの楽しみ」を共有できる場になっています。「アートで旅する!」は吉備路文化館で10月18日まで開かれています。




