倉敷市はおととしの西日本豪雨災害で発生した災害廃棄物の中から思い出の品を回収し持ち主のもとに戻すための展示会を開きました。
産まれたばかりの子どもの記念写真。
こちらは幸せそうに2人が並ぶ結婚式の写真です。
これらはおととしの西日本豪雨災害で被災した倉敷市真備町と総社市で災害廃棄物として一度出されたものです。
思い出の物もゴミと一緒に出してしまうケースが多くあったため選別作業の工程で業者が思い出の品を回収してきました。
真備保健福祉会館には回収されたおよそ720点の思い出の品が展示されています。
倉敷市の職員が一つ一つ泥を洗い流していて写真では表情などを確認することができます。
写真以外にも年賀状などのハガキや手紙全国高校野球選手権大会の記念ボールなども回収されています。
訪れた人は1度廃棄してしまった思い出の品を見つけ出そうと1点1点探していました。
思い出の写真と出会えた人もいました。
この展示会は倉敷市がきょうから3日間事前予約をした人を対象に公開しました。
この展示会の入場申し込みは締め切られましたが、倉敷市では今後、写真などをデータ化し公開していきたい考えです。




