新型コロナ対策でマスクを着けることが日常になった中で、マスクが原因の熱中症や肌トラブルなどが問題となっています。
そこで、子どもも大人も快適に使えるシルク素材のマスクを製作した総社市の女性を取材しました。
総社市清音上中島の自宅に漢方薬を使って冷え性を改善するサロンを構えている湯口尚美さんです。
サロンの経営を続けながら身体の冷え取りに効果的なシルク素材を使った下着などを製作・販売してきました。
これに加え、シルク素材を使った使い捨てマスクのフィルターや大人用のマスクも製作しています。
そんな中、マスクの使用者から子ども用のマスクについて要望がありました。
使用者の声を受けて、マスク製作のために素材代や縫製代を募ろうと今月上旬からクラウドファンディングを始めました。
クラウドファンディングで支援することでお返しとしてマスクが贈られます。
開始から10日ほどで素材代の30万円を達成し、現在は縫製代を含む100万円を目標として掲げています。
湯口さんは、倉敷市児島唐琴のアパレル会社グロワールに製造を依頼し、これまでにマスクや下着を作ってきた経験を活かしてデザインを決めました。
今回作ったのは、大きさが違う子ども用のマスク2種類500枚ずつと、女性用のマスク200枚です。
子ども用のマスクは、大人用のマスクと価格が変わらないことが多いですが、大量生産することで価格を抑えることができました。
また、素材にこだわり、マスクを着ける時により快適なものを選んでいます。
マスクには、湿気を調節する作用の高いシルク素材を選びました。
また、天然由来の素材のため、肌が敏感な子どもやマスクでアレルギー反応が出る人も安心して使うことができます。
マスクが手放せない状況で、より良い製品を届けられるよう活動を続けています。
シルクマスクのクラウドファンディングは、あさって(27日)午後11時まで募集しています。
支援者には、今月中にマスクを発送します。
また、クラウドファンディングで収益が出た場合は、川崎医科大学附属病院の小児科病棟へ子ども用マスク100枚と一緒に寄付する予定です。




