ゲストハウスとカフェで人気だった倉敷美観地区の有鄰庵がゲストハウスを閉業し、新しい取り組みを始めます。
倉敷美観地区にある築100年の古民家を活用した有鄰庵です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月から、1階のカフェ、2階のゲストハウスともに休業していました。
再開に当たっても相部屋での交流が“売り”だったゲストハウスは、3密を避けるなどの新しい生活様式をふまえると敬遠されていくと予想し、ゲストハウスはこのまま閉業することになりました。
2011年に開業し、1ヵ月でおよそ300人が利用していたゲストハウス。
そのうち3割は外国人客でした。
宿泊客が書き残す滞在ノートは十数冊に上り、広く愛されていた場所だけに苦渋の決断です。
「えんを広げる古民家」のコンセプトを引き継ぎ、夜の時間は、日中とは違った新たなカフェを始めます。
ゲストハウスだった2階は、古民家の雰囲気に合ったテーブルや椅子を新調し、カフェスペースとして準備中です。
夜カフェでは地元産の果物や野菜を使ったノンアルコールのカクテルを販売し、「モクテルカフェバー」として営業します。
地元の人に地域を知ってもらえるような場を目指し、定期的にイベントも行っていきたい考えです。
夜カフェのオープンは、8月下旬から9月上旬を予定していて、8月15日には、夜カフェとして初めての催しとなる美観地区の野草を摘んで、食べて、学ぶイベントが開かれます。




