倉敷市児島・鴻八幡宮で恒例の「だんじりの曳行」が、今年は新型コロナの影響で中止となることが決まりました。
1300年以上の歴史を誇る鴻八幡宮では、10月の秋の例大祭に伴ってだんじりを曳行します。
岡山三大だんじりに数えられ、長さ80メートルの坂を上るだんじりの迫力と県の重要無形民俗文化財に指定されている祭りばやし「しゃぎり」が見もので毎年多くの人で熱気に包まれます。
中止となるのは戦後に現在の形となってから初めてのことです。
鴻八幡宮だんじり協議会はきのう(7月31日)夜に臨時の理事会を開き多数決の結果中止を決定しました。だんじりや千歳楽を曳行する氏子町内19の地区にアンケートを行い、コースや日程を変更するなどして実施することも検討されましたが、参加者の安全を確保するのが困難であると判断しました。
【インタニュー】
■鴻八幡宮だんじり協議会 植野節二 会長
鴻八幡宮秋季例大祭の神事については10月4日に予定通り実施されます。なお、去年初めて開かれた「祭りばやし奉納会」は中止することが決まっています。




