倉敷市は6月補正予算案を発表しました。
復興防災公園の整備費や児童生徒に1人1台パソコンを整備する費用などが盛り込まれました。
また会見で豪雨災害から2年となる追悼式を実施することも明らかにしました。
4月の市長選挙後初となる今回の補正予算案には市長公約の「子育て」や「真備町の復興の推進」に関する事業を中心に盛り込まれています。
教育関連の予算では文部科学省が進めている情報通信技術を活用した教育「GIGAスクール構想」に対応するため小中学生1人につきパソコン1台を整備します。
また児童数が増加している老松小や第二福田小学校など5校の「放課後児童クラブ」で施設整備を行い、受け入れ可能児童数をあわせて600人程度増やします。
豪雨災害からの復興事業では小田川沿いに災害時の一時避難場所や住民が集まれる公園を整備するため土地の購入や設計にかかる費用を計上しました。
また自力での住宅再建が困難な被災者に向けて市は真備町内に90戸災害公営住宅の整備を進めています。
しかし入居を希望する世帯が定数を80戸ほど超える見込みであることから抽選で入ることができなかった世帯に対して民間賃貸住宅を災害公営住宅と同等になるよう最大で15年間家賃の一部を補助します。
また会見で伊東香織市長は平成30年7月豪雨災害から2年となる7月6日に追悼式を実施すると発表しました。
場所は真備支所の会議室で午前10時から営まれます。
新型コロナウイルス感染防止のため来賓を招待せず遺族や住民代表を中心に数十人規模に縮小します。
式典後は7日まで献花台や記帳が設けられます。
その他、美観地区の駐車場の数を確保し、渋滞緩和を図るため倉敷市民会館の駐車場を市営駐車場として整備します。
およそ170台が駐車できる予定で舗装には雨水が流出しにくいコンクリートを施し大雨時の冠水を軽減します。
一般会計の補正予算案は84億9000万円で今月10日から始まる6月定例市議会で提案されます。




