西日本豪雨で被災した真備町川辺の地域団体が地域を散歩しながらオンラインで動画を配信して防災対策を一緒に学びました。
真備町川辺地区の住民団体「あるく」は防災意識向上の取り組みを行っています。
新型コロナウイルスの影響で密になるのを避けるために地域を散歩して災害発生時の注意点を中継し、疑似体験するイベントを企画しました。
中継は、LINEグループ「川辺地区みんなの会」で行い、街歩きの様子や防災情報を発信します。
この日は香川大学の、地域防災が専門の磯打千雅子特任准教授やあるくのメンバーなどおよそ10人が参加し最初に川辺小学校に立ち寄りました。
川辺小学校の本多卓郎校長が浸水の高さを表す印や、災害後に備えた備蓄品を紹介したりしました。
道中では、浸水した時川と道路の境目が分からなくなるのでなるべく真ん中を歩くようになど、避難の時に気を付ける点を見つけ発信していました。
慰霊碑が建立されている源福寺では2度にわたる水害の歴史を振り返りました。
散歩することで危険個所や地形などを確認して今後の対策を改めて考え直していました。
川辺地区のグループラインは現在600人弱のメンバーがいて、配信中はおよそ100人が視聴していました。
散歩のあとは、参加者が家で用意している持ち出し袋の中身紹介や、はんごうを使ったアウトドア防災食を作って食べ、オンラインで、気軽にできる防災対策を発信、共有していました。




