新型コロナの影響で、開設か断念かの検討が行われていた玉野市の渋川海水浴場について、玉野市は今日午前、開設中止を正式に発表しました。
渋川海水浴場の今年夏の開設について、市内の経済活性化のため開設すべきとの意見と、感染リスクを払拭できないため中止すべきといった意見が拮抗し検討が続いていました。
判断を委ねられた玉野市では、クラスターが発生するなど感染者数が再び増えている地域があり、県外客も多い渋川海水浴場では、感染防止の対策を十分に取ることが難しいとして、開設の中止を決めました。
玉野市が例年主催してきたイベントをはじめ、シャワー、更衣室、休憩所の使用を中止します。
県内有数の海水浴場開設中止を受け、市内では様々な声が聞かれました。
去年は県内外から5万人が訪れた渋川海水浴場。
観光施設や宿泊施設など、周辺施設からは経済面で不安の声があがっています。
渋川海水浴場の駐車場や砂浜の利用については制限しない方針で、玉野市は今後、海の安全を確保する方法について県と協議していきます。
なお、エリア内では倉敷市の沙美海岸が今年の開設中止を決めています。




