倉敷市の福田公園で夏に大きな声で鳴くセミの抜け殻の調査が行われました。
セミの抜け殻調査は福田南公民館の夏の講座の一つです。今年は1年生から6年生までの小学生10人が参加しました。調査は福田公園体育館裏側の200メートルの区間で行われます。子どもたちはセミの抜け殻を見つけては歓声を上げて喜んでいました。セミの抜け殻調査は、現在は福田南公民館の講座として行われていますが平成24年に倉敷市環境学習センターがスタートさせ、毎年同じ場所で同じ時期のデータを取っています。岡山県内では近年、温暖化の影響からか南方系の「クマゼミ」が増加傾向にありますが、福田公園周辺ではクマゼミよりもアブラゼミが多いデータとなっています。今年はセミの抜け殻が少なく参加者は木の幹や枝を注意深く観察し1時間かけて調査を行いました。講師を務めた岡山県環境保全事業団環境学習センター「アスエコ」の山田哲弘所長は、「今年のセミの抜け殻の少なさについては梅雨入り梅雨明けが遅かったことが影響しているのではないか」とみていて、来年以降も引き続き調査を続け、動向注視していきたいとしています。




