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総社市新本地区 令和元年「義民祭」

総社市の新本地区では、令和元年を迎え301年目を数える伝統行事「義民祭」が行われました。

「義民祭」は、江戸時代中期、8代将軍吉宗が享保の改革を進めていた頃に現在の総社市新本で起こった農民一揆で犠牲となった4人の男の霊を弔い、その功績をたたえる祭りです。新本地区では毎年7月の中旬に住民あげての夏祭りとして開催しています。松森六蔵(まつもりろくぞう)、荒木甚(あらきじん)右(え)衛門(もん)、川村(かわむら)仁(に)右衛門(えもん)、森脇喜惣(もりわききそう)次(じ)の義民(ぎみん)四人(よにん)衆(しゅう)が処刑された享保(きょうほう3年(1718)から数えて今年は301年目。20日(土)の午後6時から新本小学校の裏山に祀る義民社で営まれた慰霊祭には、義民4人衆の子孫も出席し玉串を捧げ御霊を慰めました。このあと小学校の体育館では新本小の全校児童64人よるオペレッタ「義民さま」が上演されました。オペレッタ「義民さま」は、村のために命をおとした義民四人衆の功績を語り継ぎ、郷土愛を育もうと平成12年(2000年)の「義民祭」から上演されています。午後7時半からは運動場に設けられたやぐらを囲んで「義民踊り」が行われました。「義民祭」のメインイベント義民踊り」は、大正時代に新本義民騒動から200年になるのを記念して作られた踊りです。振付は、岡山県三大踊りの白石踊りと松山踊りを参考にしたそうです。浴衣姿の子どもや婦人会など住民たちが踊りの輪をつくりました。ちょうちんの明かりのもと、音頭とりの名調子に合わせ、扇子を手にした「踊り」を夜の更けるまで披露しました。一夜明けた21日(日)は、社前祭が営まれました。天候不順のため、義民社を遥拝する小学校の音楽室の中で行われた社前祭では、新本の八幡神社の小野義典宮司が祝詞を上げたあと西明寺、円尾寺、正寿寺の3つの寺の僧侶が読経し御霊を供養しました。
【インタビュー】新本享保義民奉賛会山本 圭一会長
社前祭では、新本小学校の児童代表や祭り関係者が玉串を捧げたあと焼香して
義民四人衆の遺徳をしのびました。


♯総社市新本令和元年義民祭
【取材日】2019年7月20日(土)
【場所】義民社  新本小学校
【住所】総社市新本
【インタビュー】新本享保義民奉賛会・山本圭一会長

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  • 放送日:2019/07/21(日)
  • 担当者:中塚美佐子
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