倉敷市連島出身の詩人薄田泣菫の生涯や作品についてをわかりやすく書かれた本が刊行され、発表会が開かれました。
薄田泣菫文庫調査研究プロジェクトは薄田泣菫文庫の研究を目的に平成21年9月に発足。
以降、泣菫に宛てた手紙などをまとめた書簡集を3冊刊行しています。
今回は泣菫の作品やその生涯について多くの人に知ってもらうためわかりやすい内容の本を作ろうと、およそ3年の歳月をかけ完成させました。
発表会ではプロジェクトチームのメンバーがみどころを紹介しました。
泣菫の生涯、詩や随筆作品の鑑賞、泣菫ゆかりの資料をおさめた、3部構成となっています。
写真や資料を多く取り入れていて文学に詳しくない人でも読みやすいものに仕上げています。
代表作の「ああ大和にし あらましかば」は自筆原稿と現代語訳が掲載されていて、泣菫の筆遣いを感じながら初めての人にもわかりやすく作品を鑑賞できるようになっています。
「薄田泣菫読本」は、全国の書店で取り寄せることができます。




