公立幼稚園と保育所の統合再編のため今月末で閉園する総社市立井尻野幼稚園の卒業式と閉園式が行われ、73年の歴史に幕を閉じました。
井尻野幼稚園は昭和20年に総社幼稚園井尻野分園として設立され、73年間で2035人の卒園児を送り出してきました。
閉園式にはこの日卒園したばかりの5歳児28人をはじめ、保護者や地域の関係者など合わせておよそ200人が出席しました。
式では幼稚園の歴史を振り返るスライドが放映され、参加者はこれまでの思い出を噛みしめている様子でした。
また、総社市の片岡 聡一市長が挨拶に立ち、「井尻野幼稚園は卒園した全員の心に残り続けます。井尻野幼稚園の全てに感謝します」と借別の言葉を述べました。式の最後に行われた園歌斉唱では、園児たちの心を込めた歌声が井尻野幼稚園の隅々にまで響いていました。
井尻野幼稚園は新年度から総社保育所と統合され、井尻野認定こども園として新たにスタートします。




