倉敷市は4回目となる真備地区復興計画策定委員会を開き、3月末の策定に向けた復興計画案を発表しました。
1月に開かれた前回の委員会では、復興計画の素案が提示されました。今回は2月8日から3月4日まで
行われていたパブリックコメントを反映した案を示しました。
住民意識調査の結果では去年末に発表した復興ビジョンの中で重視しているのは「治水対策」と答える人が多く、433人から寄せられたパブリックコメントでも今回の災害を検証したうえでの対策が必要という声やダムの放流システムの改善を求める声があげられました。
今回発表された案では、末政川有井橋にある開閉が可能な門の扉=陸閘について改修事業で有井橋をの堤防の高さに合わせて架け替えることで廃止することを追加しました。
そのほか、緊急避難場所については、素案では今年6月に改めて指定するとしていましたが、4月に早めて発表するなど、いくつか変更点がでています。
委員会では、現状に対して既存の国の政策ではなく、真備の特殊性を反映した「真備モデル」を考えていくべき、や町内の地区ごとの防災力を強化していくべきという意見もありました。
真備地区復興計画は3月末に策定、発表する予定です。




