玉野市消防本部は22日、市内の消防署や出張所のありかたについて考える会議の初会合を開きました。
会議には市内の地区コミュニティや自治会、婦人協議会の代表、それに事業所などからおよそ20人が出席しました。
会議の冒頭玉野市の黒田晋市長は「市民の安心・安全を守ることを最優先に人口の規模など将来を見据え、忌憚のない意見をいただきたいです」とあいさつしました。
初会合では岡山大学大学院社会文化科学研究科の築島尚教授を委員長に選出しました。
議題は「消防本部の現状」です。
事務局は市の人口が昭和50年の8万186人をピークに平成30年12月には5万9633人とおよそ2万人減少していることや、消防施設の場所、耐震化の状況などを説明しました。
市内には和田・荘内・東児・八浜の4ヵ所の出張所と本署があります。
4つの出張所は建築後35年から50年弱が経過し、壁に亀裂が入っていたり、設備の落下や腐食の恐れなどがあります。
八浜を除いて耐震基準を満たしておらず、OA機器の増加などで事務所が手狭になっているそうです。
次回の会議は3月下旬に開く予定で、消防署や出張所の再編に関する検討を進めることにしています。




