教員の働き方について考える集いが倉敷市で開かれモデル校が取り組みの報告をしました。
近年、教員の長時間の残業や部活指導などが問題視されています。
岡山県教育委員会と倉敷市教育委員会は教員の新しい働き方について地域の人や保護者に理解してもらい、モデル校の取り組みを普及しようと倉敷市で初めて教員の働き方について考える集いを開きました。
集いには教員、保護者などおよそ120人が出席し、モデル校のひとつ、玉野市立八浜中学校の報告をききました。
玉野市は、市全体で足並みを揃えた改革が必要とし、市内全小中学校で午後7時以降の留守番電話への切り替え、中学校の部活動の休養日を水曜日に設定しました。
また9月に開催していた体育祭を2020年度から5月に移動し、修学旅行や職場体験など行事を集中させたうえ一学期の中間考査を廃止することを発表しました。
八浜中学校独自の取り組みとしては、教員が働き方について話し合う「かえる会議」を設置し、退校時間が分かる「かえるボード」を導入するなどしています。
そのほか具体的な取り組みとして家庭訪問を中学1年生のみに実施したり、職員会議のペーパーレス化などがあげられました。
成果として、残業を多い月では21%削減でき、授業内容の充実につながったそうです。




