去年7月の豪雨災害で被災した倉敷市真備町で企業と求職者のマッチングを図る「お仕事紹介フェア」が初めて開催されました。
お仕事フェアには、真備地区で被災しながらも営業を再開した企業など18社が参加しました。サービス業や小売業、医療福祉業などさまざまです。会場には30人を超える人が集まり、それぞれの企業のPRを真剣に聞いていました。
【インタビュー】・仮設住宅で生活する女性―
・真備町有井の70代男性―
製造業からは、オーダーメイド家具の小見山木工が参加しました。真備町有井に構える工場は天井まで水に浸かり、木材や機器類は、すべて使えなくなりました。去年10月、被災前と同じ従業員で営業再開にこぎつけましたが町全体が被災したことで以前から続いていた製造業の人手不足がさらに深刻な問題となりました。平均年齢もあがり、次世代の担い手がいない不安も抱えています。
【インタビュー】・小見山木工 小見山貴成さん
小見山さんは、真備町の人たちと協力して町の復興を後押しする会社にしていきたいと話します。
【インタビュー】・小見山木工 小見山貴成さん
真備船穂商工会によると、被災した500の事業所のうち去年12月現在で営業再開が285、営業再開予定が200と、ほとんどが真備町での立て直しを考えていることがわかりました。しかし、従業員が被災して退職するケースや、営業再開までを考えて転職するケースが多く、真備町の企業の人手不足が進んでいます。お仕事フェアに参加した企業は「もう一度みんな真備に帰ってきてほしい」という声が多くありました。
【インタビュー】・クリーニング店―
・スーパーマーケットー
・倉敷市労働政策課 池田康幸主任
主催する倉敷市労働政策課は、今後も業種別での実施など長期的にイベントを続けていく考えです。




