航空宇宙産業に関連したビジネス開発を目指す倉敷市の研究団体がドローンを使った配送実験を行いました。
この実験はドローンを使って離島への荷物配送の実用化を目指す「水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会=MASC」が行ったものです。あらかじめ、飛行航路などをプログラミングしたドローンに手紙を搭載して、下津井魚港からおよそ4キロメートル離れた六口島まで届けるというものです。50センチ、900グラムと小型のドローンは自動で高度65メートル上空を時速25キロほどで飛行します。ドローンを用いた物流が確立すれば、離島へ荷物を運ぶ時のコストと時間を削減することができます。その反面、風や雨など天候に左右されやすい事が課題の一つです。この日の実験では、航路や移動速度など安全に飛行できているかを船上でチェックしていました。そして、およそ10分後無事、六口島に到着しました。MASCはドローンを使った離島への荷物配送を、2020年までに実現したいとしています。




