発掘調査が行われている倉敷市船穂町柳井原と真備町川辺にある南山城跡で現地説明会が開かれています。
説明会は発掘調査を進めている岡山県古代吉備文化財センターが地域の歴史を知ってもらいたいと企画したものです。
センターによると南山城跡はおよそ500年前から400年前に築かれた山城です。
高梁川と小田川の合流点に位置し、中世の山陽道にも近いことから交通の要衝に築かれた重要な城と考えられるそうです。
平成29年4月からの調査で、弥生時代の集落跡と古墳時代の古墳が見つかっています。
去年4月からは城跡について調査しており、堀や土塁など敵の侵入から城を守るための遺構が見つかっています。
25日午前中の見学会には市内外からおよそ100人が参加し、熱心に聞いていました。
国土交通省は小田川の合流点の付け替え工事を行う予定で、南山城跡は工事によって削られてしまうため、記録を残すために平成31年度まで発掘調査を行います。
現地説明会は明日も午前と午後の2回開催することにしています。




