南海トラフ地震に備えて、玉野市では各地区一斉に防災訓練を行いました。
玉野市は、防災意識と防災力の向上を図るために2年に1度、市内各地区一斉に避難訓練をしています。訓練は、震度6弱の地震が発生し、沿岸部では2・8メートルの津波が来るとの想定で行われました。このうちおよそ1620世帯が暮らす和田・御崎地区では、家族の無事を知らせる黄色いハンカチを玄関先にかけて避難します。住民たちは、安全な道を通って避難所となっている日比小学校の体育館と玉野市生涯学習センターへ向かいます。避難を終えた後には段ボールベッドや竹と布で出来た担架、簡易トイレなどの防災グッズの使い方を学びました。新聞を折って作るコップやジーンズを活用したリュックの作り方も学び住民一人一人が防災の知識を深めていました。今年の訓練には、市内各地区の自主防災組織やコミュニティ自治会など27団体およそ3000人が参加しました。




