KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

豪雨災害で破堤し現在仮復旧の状態の小田川の３つの支流、末政川・高馬川・真谷川の復旧・改修工事に関する説明会が真備保健福祉会館で開かれました。

説明会への参加は３つの支流沿いや周辺の住民、土地所有者が対象です。今回の集中豪雨で破堤した原因は堤防の高さを越えてあふれ出た水が住宅側ののり面を削り、水圧に耐えきれなくなったことと堤防への水の浸透により地盤が緩み耐えきれなくなったことです。末政川・高馬川・真谷川を管理する岡山県は同じような集中豪雨が降っても耐えられるよう、堤防の幅を広げてかさ上げすることと遮水矢板(やいた)などをして浸透を防いで強固なものにすると話しました。
施工する範囲は小田川の合流点から上流に向かって末政川は全長１・３７キロ、高馬川は全長７８０メートル、真谷川は全長１・２１キロの予定です。
この改修工事により川沿いでは、土地の買収や借り上げを行い、家屋の立ち退きが求められる場合もありますが、細かい範囲は決まっていません。
県は、対象となる住民の意見を調査して来年１月に下流から工事を始め、５年以内の完了を目指していると話しました。
説明会に参加した住民からは今後の具体的なスケジュールを求める声やどうしていいのか戸惑う、など不安な声が多く挙がりました。