倉敷芸術科学大学とインドネシアの大学との芸術交流を記念して陶芸作品展が、倉敷市中央の加計美術館で開かれています。
この作品展は、インドネシアの国立バンドン工科大学から6年半前に留学し、倉敷芸科大で備前焼について学び現在バンドン工科大学の専任講師ギタ・ウィナタさん37歳と、その指導者で、元倉敷芸科大教授の岡田輝さん71歳のふたりが開いたものです。
会場には、創造や絆をテーマに制作した近作備前焼の花入れや造形作品20点が並んでいます。
ギタさんの造形作品は、釉薬を使わず朱い色に焼き上げる備前焼の手法とインドネシア伝統の陶芸「ケンディ」の製法を融合し、倉敷とインドネシアの芸術交流を表わしています。
一方、岡田さんの花入れは、御影石で叩いた土の板を張り合わせる独特な手法を用いた作品で直線と曲線が入り混じるモダンな形が特徴です。
この記念展は倉敷市中央の加計美術館で今月28日まで開かれています。
なお、倉敷芸科大では今後も、染色やデザインの分野でもバンドン工科大学との交流を進めていくことにしています。




