倉敷市真備町では町内にある5軒すべての自転車店が被災しました。
そのうち、真備町有井の自転車店は、被災者の自転車を修理しながら営業再開に向けて一歩ずつ進んでいます。
倉敷市真備町有井で55年続く自転車店「池野サイクル」。豪雨により1メートル50センチの高さまで店が浸水、工具や部品をはじめ、商品の自転車、バイクおよそ130台が被災しました。豪雨災害から2カ月、現在も店は、臨時休業中です。それでも店主の池野一馬さんは店の片づけを進めながら自転車の部品を揃え、ボランティアや町内の人からのブレーキ整備やパンク修理などに対応しています。また、災害で通学用の自転車を失った高校生に新しい自転車を送る活動を行う東京のNPO法人から委託を受け、池野さんは、届ける自転車の整備を進めています。店の本格的な営業再開までには、時間が掛かりそうですが、元の生活を取り戻そうと池野さんは地道に自転車の整備を続けています。




