豪雨災害で被害を受けた倉敷市真備町のブドウ農家を取材しました。
倉敷市真備町下二万のブドウ農家片岡陽介さんです。
堤防が決壊した小田川から北へおよそ150メートルのところにブドウ畑があります。
今から8年ほど前、父親の憲和さんと栽培を始めたブドウ畑およそ50アールが被災しました。
陽介さんは一人で畑を管理しています。
オーロラブラックを中心にピオーネやシャインマスカットを育てていて今年は生育状況がよく収穫を期待していたそうです。
畑の近くにある片岡さんの自宅は2階部分まで浸水し、全壊です。
自宅の片付けを一通り済ませて畑の作業をしています。
ブドウの枝を短く切ったり、木の幹の泥を落とす作業、畑に堆積した土砂を片付ける作業などやることがたくさんあります。
(大変、いまは5割ほど・・・ブドウの木は生きている病気が心配。)
片岡さんは来年、ブドウが育つことを願って作業に当たっていますが、「別の仕事をしながら収穫を待つ可能性もある」と話します。
周辺のブドウ畑のなかには災害のあと全く手がついていないところも見られます。広い畑での作業には人手が必要です。
友人知人が手伝いに来てくれたこともありましたがほとんど片岡さん一人で作業にあたっているということです。
倉敷市によると7月豪雨災害による真備地区のブドウの冠水被害は面積にして2.79ヘクタール、被害額はおよそ4560万円にのぼります。




