倉敷市と倉敷市立自然史博物館友の会は合同でミズアオイの種まき会を実施しました。
種まき会はミズアオイを守っていくために関心を持ってもらおうと開催されていて今回、倉敷市内の親子などおよそ60人が参加しました。ミズアオイは絶滅が危惧される湿地にしか生育しない植物で、岡山県内では倉敷市加須山の小瀬戸橋付近にしか自生していません。参加者はミズアオイの生態について話を聞いたあと湿地の中に入っていき種をまきました。ミズアオイは8月から9月にかけて花を咲かせ、その後、1センチ程度の実を着け実の中に小さな種がたくさんできます。今回蒔かれた種は4月から5月にかけて芽吹きます。
会場ではミズアオイが育つ湿地周辺の生き物観察も行われ、投網を使って倉敷川の魚を捕まえて観察していました。なお、今回の種まきに続いて9月16日にはミズアオイの観察会も予定されています。




