総社市消防本部は、管内の医療機関と合同消防訓練を行いました。
訓練は総社市駅前の森下病院で行われ、総社市消防本部や病院関係者などあわせて44人が参加しました。訓練は、4階建て建物2階の厨房から出火したとの想定で行われ、職員が出火を発見し、施設内の入院患者等を避難誘導するとともに119番通報しました。その後30m級のはしご車など、消防車両が駆けつけ、救助作業にあたりました。煙が充満している建物の中に逃げ遅れた人がいるという想定で、消防隊員が呼吸器具をつけて、潜入します。そして、はしご車や救助工作車を使って、屋上や2階のベランダに取り残された人を救助しました。救急隊員らは負傷者の治療の順番を決める=トリアージを行い、負傷者に対して意識確認やけがの状況などの聞き取りを行っていました。森下病院ではこうした大規模な訓練の実施は初めてということで緊急時の対応、消防との連携について確認していました。総社市内では、病院等での火災はこれまでに発生していません。




