倉敷市の熊野神社で、年男・年女が矢を放って火をつけるとんど焼きが行われました。
熊野神社の拝殿前広場には櫓が組まれ、参拝者が持ち寄ったお飾りや、古いお札、お守りなどが次々と納められました。とんど焼きに先立ち、佐藤みつゆき宮司による神事が執り行われました。続いて、魔よけの神事として、倉敷市の高校2年生今川拓海さんなど弓道経験者4人が50m先の的に矢を放ちました。そして、とんど焼きの櫓に点火するのは、今年、年男・年女を迎えた参拝者と宮総代の8人です。先端に火のついた矢を、櫓に向けて放ちます。事前に練習したものの、なかなか難しいようです。火のついた矢が櫓に飛び込むと火の手が瞬く間にあがり、お札などが一気に焚き上げられました。参拝者は、燃え盛る炎を前に一年の無病息災を祈っていました。熊野神社では、3年ほど前からとんど焼きに火のついた矢を射る神事を取り入れているということです。




