国土交通省岡山国道事務所は住民と協働の道路施設点検システムの構築に向けて意見交換会を開きました。
意見交換会には国交省岡山国道事務所、岡山県、総社市と総社市民あわせておよそ20人が参加しました。参加住民はこれまで1か月にわたってスマートフォンのカメラ機能とSNSサービスのラインを活用して橋の亀裂や歩道橋の錆や穴あきなどの現状調査を進めました。撮影された写真はSNSを介して情報共有され国県市の道路管理者に共有されるという仕組みです。道路管理者による橋やトンネルなどの道路構造物は長寿命化の観点から5年に1回の点検が義務付けられています。ただ、限られた予算の中では多くの施設補修を一気にすすめることや5年に1回よりも多い回数の点検ができないのも現状です。試験的に行われたこの事業は予算問題をクリアすること、多くの住民の目で構造物の情報を収集できることから集められた情報を道路管理者が点検に役立てよういうものです。意見交換会では「写真は撮ったがその後の補修はどうするのか?」「年配者にとってはスマートフォンやSNSに慣れない」といった声があがり、今後は、課題を解決しながら事業展開していく予定です。




