来年の干支、戌にちなんだ玩具や福飾りなどを集めた日本郷土玩具館恒例の「えとづくし展」をご紹介します。
倉敷美観地区の日本郷土玩具館では、毎年、この時期に干支にちなんだコレクション展を開いています。２０１８年の干支は、「戊戌」です。内蔵を改装したプラスワンギャラリーには、戌年にちなんだ郷土玩具や縁起物など約３００種類、５００点が展示されています。２０１８年の年賀切手デザインのモデルとなった浅草助六の「笊(ざる)かぶり犬」や富山土人形の「古代(こだい)犬」をはじめ子どもの成長を願うでんでん太鼓を背負った「犬張子」など埼玉の「春日部張り子」、京都の「伏見人形」「倉敷はりこ」といった全国各地の張り子や土人形、土鈴、凧など郷土色豊かな玩具が並べられています。また、倉敷市の組み木作家小黒三郎さんの「組み木の犬」や造形作家 真鍋芳生さんの「土人形」、「張り子絵付け面」など郷土ゆかりのクラフト作家による作品も展示されています。そのほか、ガラス、木目込み人形、押絵、ちりめん・竹・まゆ細工などさまざまな形の犬が集められています。「えとづくし展 戌」は、来年１月８日まで日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれます。
えとづくし展 戌
【取材日】２０１７年１１月３０日
【場所】日本郷土玩具館プラスワンギャラリー
【住所】倉敷市中央
【会期】2017年11月18日～2018年１月８日 元日のみ休館
