青少年の薬物乱用防止を呼びかけている倉敷ライオンズクラブは地域の人にも参加してもらうセミナーを開きました。
今回のセミナーには、倉敷ライオンズクラブのメンバーをはじめ、地域の人などおよそ50人が集まりました。倉敷ライオンズクラブの岡本良夫会長は「地域社会をあげて、薬物から子どもたちを守るという活動を行っていきたい」と協力を呼びかけました。講師として厚生労働省中国四国厚生局麻薬取締部の鑑定官、富岡康博さんが薬物乱用の実態と題して話しました。富岡さんは、政府の緊急対策などにより危険ドラッグの販売店は平成27年7月に全滅したが大麻の使用にシフトしてきていることや、薬物の大半を覚せい剤が占めている現状を説明しました。特に、覚せい剤は購入・使用することで、暴力団などの資金源になり薬物の広がりを助長してしまう、と強調し、とにかく使わないこと、近づかないことを呼びかけました。また、広島県福山市で薬物乱用防止教室を開催している福山平成ライオンズクラブの活動内容も説明され、参加者は、今後の取り組みの参考にしようと耳を傾けていました。




