倉敷市ゆかりの物故作家を紹介する「第44回郷土作家遺作展」が倉敷市立美術館ではじまりました。
郷土作家遺作展は倉敷市文化連盟が開いているもので、今回の遺作展は、2010年に亡くなった洋画家藤原郁夫さんの作品を紹介しています。
藤原さんは 岡山大学を卒業後、高校の美術教員として後進の育成に当たっていました。
1991年からは 倉敷市立美術館の館長を勤め、倉敷市の芸術文化の向上に貢献してきました。
会場には藤原さんのアトリエに保存してあった油彩や水彩、版画など54作品が展示されています。
藤原さんの作品は エアブラシを使った抽象画が特徴で、ゴビ砂漠にあるパイプラインを見て衝撃を受けたという作品「パイプライン」は、1982年の 第33回岡山県美術展覧会で山陽新聞社大賞を受賞ました。
『第44回郷土作家遺作展 藤原郁夫の世界』は、12日(日)まで、倉敷市中央の倉敷市立美術館で開催されています。




