アニメーション監督の山本 二三さんの作品展が倉敷市立美術館で始まりました。
作品展初日のきょうは、山本二三さんをはじめ、伊東香織倉敷市長などがテープカットで、作品公開を祝いました。山本 二三さんは「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」などジブリ作品の背景画家、美術監督として知られる日本のアニメーション界を牽引しているひとりです。倉敷市50周年記念事業として開かれたこの作品展には、背景画を中心に20代の頃の初期作品から倉敷美観地区の風景を描き下ろした最新作、「倉敷・記念日通り」などおよそ220点が展示されています。この日は、山本さんが実際に背景画を制作する様子を公開しました。山本さんが描いたのは積乱雲。微妙に色が異なる青と白の絵の具を10種類ほど使い描いた雲は、「二三雲」と呼ばれる、今にも浮かびあがってきそうな特徴的な雲です。時折、アニメーション監督宮崎 駿さんとのエピソードも交えながら、背景画家としての苦労や楽しさを参加者に話していました。「山本 二三 展」は11月26日(日)まで開かれていて、明日24日は、山本さんによるサイン会も行われます。




