コスタリカやパナマなど中米の環境省関係者が総社市を訪れ、ヒイゴ池湿地を視察しました。
総社市を訪れたのは、中米・カリブ地域の8カ国が加盟する中米統合機構の環境省関係者など15人です。国際協力機構=JICAの招へい事業として今月18日から日本を訪れています。一行は、総社市の片岡市長を表敬した後、総社市福井のヒイゴ池湿地を見学。ヒイゴ池湿地の維持・管理にあたっている北の吉備路保全協会のスタッフから、高速道路を建設する際に日本道路公団や行政機関に働きかけ、消失する運命にあった湿地の動植物を保護した事例を聴きました。中米・カリブ地域には、世界の生物種の約8%にあたる10万種以上が存在し、世界的にも生物多様性が豊かな地域として知られます。その一方で、経済発展に伴う開発や気候変動などにより自然生態系が多く失われており、生物多様性ホットスポットに指定されています。




