倉敷の総鎮守・阿智神社で10年に一度の特殊神事「御砂持(おすなもち)祭(まつり)」が8月7日の立秋に合わせてにぎやかに行われました。
倉敷市本町の阿智神社では、御砂持祭に先立って夏越大祓式(なごしおおはらえしき)が午後5時から営まれました。大きな茅の輪をくぐって身の穢れを祓い清めました。また、境内の能舞台では神賑わいとして三女神の舞や舞楽「迦陵頻(かりょうびん)」が奉納されました。午後7時になると氏子地域の企業や町内会など23団体による樽の中に砂を入れた樽神輿が参道をのぼり宮入りしました。御砂持祭は 今から約260年前の宝暦元年、高梁川流域の村々に疫病が流行したとき、川の砂で清めて難を逃れたことが始まりとされる神事です。高梁川から採取した清めの御砂を入れた樽神輿は、境内まで力強く運び込まれ御砂は拝殿に奉納されました。23の樽神輿の奉納が終わると新井俊亮宮司を祭主に祭典が営まれ氏子の無病息災と安全無事を祈願しました。




