県内の商業高校生が研究の成果を発表する岡山県高校生徒商業研究発表大会が開催されました。
この大会は、生徒の課題設定や問題解決能力を養うことを目的に年に一回開催されています。今年は県内から９校の商業高校が参加し、制限時間１５分でそれぞれの研究成果を発表しました。玉野商業高校は、玉野の特産品を使ったおむすび「玉結び」で玉野の魅力を発信した取り組みを紹介しました。去年から地域のイベントで販売していた「玉結び」が、今年はマーケティング上の成熟期を迎えたと分析し、新たな商品として瀬戸内の島々の食材を使った「せとうちおむすび」を開発したことや、販売ターゲットを地域から観光客にも広げたことなどを説明しました。また、倉敷商業高校は、外国人向けに高梁川流域の観光資源を体験するツアーを企画し、浴衣を着て備中松山城や、新見ひなまつりの会場を案内した事例を紹介しました。審査は研究内容や報告書の完成度、プレゼンテーション力などについて行われ、生徒は趣向を凝らした発表で審査員にアピールしていました。なお、この大会の上位２校は９月８日、９日に山口県萩市で開催される中国大会に出場します。
