100歳を迎えた倉敷市の2人のお年寄りに市から記念品が贈られました。
倉敷市児島塩生の松井房夫さんです。大正6年6月14日生まれの100歳です。趣味は畑仕事です。ほとんど毎日、自宅から自転車に乗って近くの畑へ出かけます。野菜作りを楽しんでいてこの日は長男の妻、孝子さんと玉ねぎの収穫をしました。松井さんは児島郡本荘村、現在の倉敷市児島塩生で6人兄弟の長男として生まれました。中国やタイへ出兵しましたが無事に帰還。終戦後は漁師をしながら妻・壽滿子さんと2人の子どもを育てました。その後、船で働く人を送迎する仕事を65歳くらいまでしました。15日には松井さんの長女や2人の孫、長男のお嫁さん、松井さんの弟のお嫁さんそして近所に住む一番下の妹、蝶子さん82歳が松井さんの100歳をお祝いしました。松井さんは釣りも趣味で、自ら船を操縦するそうです。孫やひ孫と釣りに出かけてタイやタコを釣るのが楽しいということです。
3年前に真備町の特別養護老人ホームに入所した石井桃枝さんも100歳になりました。長男の直政さんと妻啓子さんもお祝いにかけつけました。
大正6年6月11日、矢掛町で生まれた石井さんは、真備町妹の米農家に嫁ぐも、戦争で夫を亡くしました。米を作りながら長男を育て60歳を過ぎても国土調査の手伝いをしたり手先の器用さをいかしてワラを編んで農作業に使うカゴをたくさん作っていたそうです。石井さんは、倉敷市などからの祝い状やプレゼントを受け取り、いい笑顔を見せていました。
シルバーセンター後楽に入所している100歳以上は石井さんが3人目です。




