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倉敷で将棋の名人戦

「倉敷市」50周年の記念事業のひとつとして、将棋の名人戦七番勝負の第5局が、今日と明日の2日間にわたり開催されています。

今回の名人戦で対局するのは大山名人の孫弟子にあたる佐藤天彦名人と、A級昇格1期目で名人戦挑戦を決めた稲葉陽 八段です。倉敷市で名人戦が開催されるのは23年ぶり、4回目で、25日に行われた前夜祭では倉敷市の伊東香織市長が、「大山康晴十五世名人の出身地で歴史と格式ある名人戦が開催されることを心から喜んでいます。素晴らしい熱戦を期待します」と対局者を歓迎しました。また記念品としてマスカット・オブ・アレキサンドリアのスパークリングワインとデニム製のバッグを贈りました。対局は倉敷美観地区にある料理旅館「鶴形」で行われ、両者は倉敷らしく人力車に乗って会場入りしました。佐藤名人は去年、A級昇格1期目で名人戦に挑戦し、当時の羽生善治名人に勝ちタイトルを奪取。同じくA級昇格1期目でタイトルを狙う稲葉八段を迎え討ちます。両者は対局場に入り盤の前に着座すると、佐藤名人は対局時の必需品となっているリップクリームを塗り、稲葉陽八段は深く目を閉じて心を落ち着かせるなどそれぞれの方法で精神を集中。立会人の福崎文吾 九段が対局開始を告げると、先手の佐藤名人が7六歩を指し、後手の稲葉八段は3四歩で応じました。倉敷公民館では菅井竜也七段と里見咲紀女流初段による大盤解説会が行われ、多くの将棋ファンが詰めかけました。戦局は佐藤名人が横歩取りの形から積極的な攻めの姿勢を見せており、菅井七段は「2日目の中盤といってもよいくらい早い展開」と解説しました。

名人戦の持ち時間はそれぞれ9時間で、引き続き明日も午前9時から対局が行われます。明日の夜までには勝敗が決定する予定です。

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  • 放送日:2017/05/26(金)
  • 担当者:木坂達也
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