明日から倉敷市で将棋の名人戦七番勝負2勝2敗のタイで迎える第5局が開催されます。対局を前に、対局者が倉敷市出身の大山康晴十五世名人のゆかりの地を訪れました。
今回の第75期名人戦で対局するのは、大山名人の孫弟子にあたる佐藤天彦名人と、A級昇格1期目で名人戦挑戦を決めた稲葉陽 八段です。二人は、倉敷市西阿知町にある大山名人の墓所を訪れ、線香を供えて墓前に手を合わせました。お参りの様子見せる)その後、倉敷市中央の大山名人記念館を訪れ、大山名人が使用した盤駒や当時の隆盛を偲ばせる対局時の写真、優勝カップなどを見学しました。大山名人の遺族から寄贈を受けた棋譜ノートには昭和13年から亡くなるまでの大山名人自筆の棋譜が記されており、両者とも興味深そうに見入っていました。
この名人戦第5局は「倉敷市」50周年記念事業としてこの度開催が実現しました。倉敷市で名人戦が開催されるのは23年ぶり4回目です。対局は倉敷美観地区にある料理旅館「鶴形」で明日26日の午前9時に開始。2日間にわたり行われる予定です。なお倉敷公民館では明日13時から大盤解説が行われます。




