KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

家の空家再生に取り組むＮＰＯ法人倉敷町家トラストが１１件目となる地域活動の新たな拠点施設、「宮坂町の家」を整備しました。

「宮坂町の家」は倉敷美観地区に隣接する阿智神社西参道沿いの路地にある空家を再生したものです。木造２階建ての建物は、昭和初期のもので、２、３年前まで住宅として使われていました。再生にあたり、建物のゆがみや白アリ防除といった基礎の補強修理を重点的に行いました。内装や照明器具などには、あまり手を加えず、昭和３０年代の雰囲気を残しています。また、名前も昔の町名を活かし、「宮坂町の家」としました。今回「宮坂町の家」を利用するのは、子ども達の居場所作りや、地域おこし協力隊などの事業推進をサポートする２つの団体です。１階は、共用スペース、２階のおよそ２０畳の部屋を事務所として利用します。町家トラストでは、今後、入居団体が共同で地域の人が集まることができるイベントなどを企画してほしいとしています。